テレワークコンサルタント日記

どの産業でテレワークが多いですか|テレワークコンサルタントのブログ

こんにちは、しのです。

今日は、「どの産業でテレワークが多いですか。」というご質問に答えてみましょう。
皆さんはどの産業でテレワークが多いと思いますか。

総務省「通信利用動向調査」H26(注1)によると産業ごとのテレワーク利用率は以下のとおりです。
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政府統計の総合窓口(e-Stat)(http://www.e-stat.go.jp/)より

サテライトオフィス勤務とは本来の勤務地とは別の場所にあるオフィス等で作業する場合、
モバイルワークとは営業活動などで外出中に作業する場合をいいます。

全般的に、金融・保険業で利用率が高いのが目立ちます。
モバイルワークは製造業でも多くなっています。

それぞれの産業でテレワークが多い理由について考えてみましょう。
これらの産業でテレワークが多いのかの調査はありませんので、仮説を考えてみましょう。

まず、金融・保険業でモバイルワークが多いですが、銀行員や保険屋さんが端末を持って歩き回っているのはよく見かけることがあると思います。あれがモバイルワークですね。これは仮説というか見たとおりです。

金融・保険業では、サテライトオフィスはモバイルワークの際に立ち寄る場所として
利用しているのではないかと思います。また、在宅勤務は、災害時に滞りなく保険支払いができるようにとの理由から採用しているのではないでしょうか。

製造業ではモバイルワークが多いですが、これは生産ラインの人がモバイルワークを行っているのではなく、営業の人がモバイルワークを行っているということでしょうか(注2)。

この結果を見ていかがだったでしょうか。意外な結果だったのではないでしょうか。
「個人情報を扱っているから」
「テレワーク向きの仕事がないから」
などのご不安はあるかと思いますが、解決方法はあります。皆さんの会社でもテレワークを始めてみませんか。

(注1)総務省「通信利用動向調査」は、常用雇用者が100人以上の企業を対象に毎年行われている調査です。
(注2)この調査は事業所調査ではなく、企業調査です。したがって製造業で営業・販売をしている事業所は卸売・小売業ではなく、製造業に含まれます。
営業・販売を別会社で行っているという場合は、その会社は卸売・小売業に含まれます。