Sococo, アイス, テレワークコンサルタント日記

支援だって、テレワーク|テレワークコンサルタントのブログ

こんにちは、コンサルタントのアイスです。

 早いもので、今年ももう、残すところわずかになりました。年明けの頃は、「今年こそ、これをしよう」「あれをしよう」などと思っていたのですが、今はただ「これはまだ途中」「あれも終わっていない」などと慌てふためいています。皆さんはいかがですか。

 ちょうどいい機会ですので、今年の振り返りとして、とても印象に残ったことを書きたいと思います。私のメインの仕事は、障がい者の方をテレワークで雇用したいと考えている企業に対するコンサルティングです。そして、まだ考えていないという場合には、「考えてみてはいかがでしょうか」というご提案もしています。

 一方で、テレワークで働きたいという障がい者の方々と接する機会も多くあります。昨年、高知県が実施した「在宅就業支援体制構築モデル事業」を受託し、高知県内の2カ所の就労継続支援B型事業所の方々に対し、在宅利用ができるように支援しました。そして現在も、その支援を続けています。

東京にいる私たちが、どうやって高知の方々を支援しているのか、不思議に思われるかもしれません。実は、この支援も、テレワークで実施しているのです。この支援に威力を発揮しているのが、仮想オフィスコミュニケーションツールの「Sococo」です。

当社のオフィスは、リアルには、東京と北海道にあります。しかし、私たちの会社では、社員全員が、毎日ネットオフィスの「Sococo」に、通勤する約束になっています。始業時、パソコンを立ち上げると同時に、「Sococo」にログインします。他の社員も全員が「Sococo」にいます。チャットはもちろん、口頭で話すこともできるので、ちょっとした連絡や報告、相談も「Sococo」オフィスで可能です。

その「Sococo」に、高知の2カ所の事業所スペースを作成しました。在宅利用する方々にも、始業と同時に、「Sococo」に設けた事業所スペースにログインしてもらうことにしました。通常、私は当社のスペースに出勤しているので、高知のスペースを見ることはできません。でも、お互いに、ログインしているかどうかは確認することができます。そして、ログインしている相手には、いつでもチャットを送ることができるのです。

「すみません、今、大丈夫ですか」。高知の事業所の方や利用者の方々から、そういうチャットを日々受けます。私は、「大丈夫です。今、行きますね」と返信し、ネット上で、高知のスペースに飛んでいくのです。実際の移動には6時間近くはかかる場所ですが、ネット上であれば数秒で相手のところに行くことができます。そして、カメラをつけて話したり、時には画面共有をしながら困りごとを解決したりします。

支援を始めてから1年3カ月近くが経ちました。この間、利用者の中から、都市圏の民間企業に在宅勤務で就職した方が4名もありました。この中には、ほぼ毎日チャットをしたり、話をしたりしているものの、一度もリアルで会ったことがない人もいるのです。でも、一人一人の声や表情は目を閉じてもよく覚えています。支援だって、テレワークは可能。身をもって感じています。

#テレマネ