コンサルタントのエッセンなおです。先日予告しました、「”いまさらきけない「テレワーク」とは?”」。本日から4回にわたり連載していきます!
第1回目のテーマは「テレワークってどういう働き方?」です。
■企業における「テレワーク」という働き方の概要
PCやITシステムを活用して、通常出社するオフィス以外の自宅や外出先等で、社員が普段の業務の全部や一部を行うことを会社が認める、柔軟な働き方を指します。
自宅で働く「在宅勤務」や、外出・移動を伴う社員が外出先等で仕事をする「モバイルワーク」などが一般的です。
※ほかにも細かくテレワークの形態を分類することができます。詳しくはこちらの動画をご覧下さい!
※田澤由利が解説「テレワークって何?」
企業によっては「リモートワーク」「スマートワーク」などと呼ぶこともありますが「テレワーク」とほぼ同義です。
(※国が公開している「テレワーク」の定義はこちら)
業務のIT環境や、労務・セキュリティに関連する規則・ルールを整え導入します。(テレワークの導入にはどのような準備・プロセスが必要なのかについては第3回で詳しくお伝えします)
自宅で仕事をするといっても、1日も会社に来ないというわけではなく、企業のルールや状況しだいですが、まずは週1日~2日からスタートしている会社も少なくありません。
■どんなシーンで役立つの?
社員にとっては、自宅で仕事ができることによって、通勤時間の削減や、直行や直帰っといった働き方が可能になり、ワークライフバランス向上の(最近では特に育児・介護との両立がしやすくなるといった)利点があります。さらに外出を伴う社員の場合は、出先のスキマ時間や出張などの長距離移動を活用して効率的に業務ができるようになり、結果的に残業時間削減に繋がるといった利点もあります。
企業にとっても、社員の離職対策や、「柔軟な働き方ができる」ことをアピールすることで優秀な人材の獲得につなげたり、さらに社員一人一人の業務効率が高まることによって、会社全体の生産性向上や労働時間の削減といった効果を享受することができます。
■テレワークの導入企業や導入背景
これまでも日産自動車、資生堂、P&G、リクルートホールディングスなど大手企業でも積極的に導入が進められてきましたが、最近では、やみずほフィナンシャルグループでの導入、トヨタ自動車での制度拡充の動きなどは大変注目されるニュースになりました。
導入の背景は各企業それぞれですが、社員の福利厚生、利便性向上という観点というよりも、“ワーク・ライフ・バランスを実現して社員一人ひとりの生産性を高める”、
“多様な人材が最大限の力を発揮して働けるようにすることで高サービスを提供する”
といった経営戦略としてテレワークの導入が位置づけられることが圧倒的に増えています。
…いかがでしたか?テレワークの働き方のイメージや効果、企業での導入背景などをつかんでいただけたでしょうか?
次回は 第2回、「どんな仕事が実施できるの?」 です。
テレワークの導入が有効だということは少しわかったけど、実際テレワークができそうな社員いないし!うちでは無理!と思っていませんか?
どのような職種や仕事で実施できるのか、我々のコンサル実績からご紹介します。お楽しみに!