政府が「テレワーク・デイズ2019」の実施方針を発表。
今年は、参加団体3000団体、延べ60万人を目標にかかげています。もともとテレワーク・デイズ設定のきっかけは、「東京オリンピック・パラリンピック」の交通緩和。でも、その期間だけ、テレワークをしても意味がありませんよね。
テレワーク・デイズをきっかけに、「毎日、同じ時間に、都内のオフィスへ通勤する」という、これまで当たり前の働き方を変え、「働き方を変える」ことを、東京オリンピック・パラリンピックのレガシー(遺産)にしようというのが、テレワーク・デイズの最大の目的です。
そして働き方改革の機運の中、テレワークを導入する企業が増え、東京都内にはテレワークができる「サテライトオィス」「シェアオフィス」「コワーキングスペース」と呼ばれる、働く場所が増えています。多くが、新宿駅・品川駅・東京駅など、オフィス街にある「都市型サテライトオフィス」です。営業活動を効率よく行うには、とても便利ですね。でも、よく考えると、東京の中心部に行かなくてはいけないので、毎日の満員電車はもちろん、東京オリンピック・パラリンピックのときの交通の緩和に効果的とは言えません。
期待すべきは、社員が住む地域にある「郊外型サテライトオフィス」。通勤の時間や負荷を軽減し、社員のワークライフバランスの向上はもちろん、災害時の事業継続にも貢献します。もちろん自宅もいいのですが、家族がいて集中して仕事ができない、リビングの椅子だと長時間座っていられない等、みんながみんな、在宅勤務がベストな仕事環境とは限りません。
しかし、郊外と一言で言っても多くの地域があり、「郊外型サテライトオフィス」はビジネス的には難しいかなぁ・・・と思っていたら、東京電力が「郊外型テレワークオフィス」事業に取り組むという話を聞き、「待ってました」とばかりに、その第一号の八王子店に見学に行きました。
東京電力の郊外型テレワークオフィス
「SoloTime(ソロタイム)」
◆八王子駅から徒歩3分、複合ビルの8階に快適オフィス
八王子駅北口を出て、広場を通り、階段を降りてすぐ。普通のビルの8階に「SoloTime」がありました。でも、エレベーターを降り、目の前のドアを開けると、別世界のようにオシャレなオフィスがありました。
◆用途に合わせて、ワークスペースを使い分け!
白を基調としたおしゃれなオフィスには、会話や飲食OKのフリースペースと、集中して仕事ができるスペースに分かれています。とはいえ、ガラスで仕切られているので、開放感満点。
セキュリティや声を気にせずWeb会議や電話ができる話題の「テレキューブ」もあり、仕事の内容と気分に応じて、使い分けができました。
◆女性にうれしい「見守りサービス」
集中ブースの一画に、女性専用席があり、ひとりでも安心して利用できます。この手のオフィスは無人営業をしているケースが多く、女性ひとりで利用するのが心配なケースもありますが、ここは大丈夫。セキュリティ会社と契約した「ちょっと見守って」ボタンが用意されています。非常ボタンは押しにくいですが、ちょっと不安なときに押すと、遠隔からそっと見守ってくれるそうです。様々な方が働くスペースでは、安心できる環境は大事ですね。
そのほか、セキュアなロッカーの設置や、それぞれ椅子にあわせた電源の場所など、細かな配慮が施されているサテライトオフィスでした。
八王子店では、1か月程度の無料お試しキャンペーンも実施しているそうです。