2011/8/5、日本経済社によるIT導入関与者調査結果が発表されています。
震災後、大手企業の経営課題や IT システムへの取り組みはどう変わったか
(日本経済社 IT導入関与者調査2011 2011年8月5日)
同調査は、従業員規模50人以上の企業に勤務する2,060人を対象に、2011年6月に実施されたものです。
東日本大震災が大手企業の経営課題やITソリューション分野にどのような影響を与えたか、また、今年度の IT予算の動向や在宅・モバイル勤務の状況についても質問したそうです。
「関心を持っているITソリューション分野」と「震災以降、早急に取り組むITソリューション分野」について調べ、それぞれの順位を比べて分析した結果によると、「電力使用制限に伴う事業継続計画の策定や見直しが IT分野でも早急な課題に挙がっている」ことがわかったとのこと。
また、「在宅勤務システム」は16位⇒5位、「モバイル環境でのシステム利用」は15位⇒10位」と順位が上がっており、「BCP の一環としてテレワーク(ITを利用してオフィス以外の場所で仕事をすること)の利用環境整備の動きが、加速されることが浮き彫りになった」としています。