こんにちは、コンサルタントのうりりんです。
ご存知のように11月は国が定めたテレワーク月間。
ということで、10月、11月はテレワークに関するセミナーが全国で開催されています。
うりりんも、厚生労働省、総務省主催のセミナーに登壇させていただいており、この時期は日本の各地を飛び回っています。
多くの地域で、昨年よりも多くのお客様がいらっしゃり、また、会場でお尋ねいただく質問もより具体的になっています。嬉しいことに、テレワークという言葉の認知度もずいぶん上がってきたなぁと感じます。
先日ある地方でセミナーに参加された、某企業の人事部の方が、こんな風に声をかけてくださいました。
「東京は通勤時間が長いし、親世帯との同居も少ないから、テレワークのメリットは多そうだけど、このあたりは通勤も車で30分以内で渋滞もないし、親世帯との同居も多い。テレワークが必要な人が少ないんだよね。それより、オフィス内の働き方改革の方が課題なんだよ」
そのお言葉に、うりりんはこのように申し上げました。
「いえいえ、テレワークの導入は社外で仕事ができるようになるだけでなく、オフィスワークにも、いい影響が出るんですよ」
実は、「テレワーク導入でオフィスワークの効率が上がる」のです。
一例をご紹介します。
ある地方都市の中心部にあるA社。オフィスは古いビルの3階、4階、5階にまたがっていて社員は日中、何度も階段を上り下りしながら他部署とコミュニケーションをしています。フロアの見渡しがきかないので、ちょっとしたことでも内線を使わないと声をかけることができません。おまけに、会議室が全体で2つしかなく、いつも奪い合い。開きたいときに会議が開けず、意思決定が後回しになりがちでした。
そんなA社が、在宅勤務制度を入れたことをきっかけにWEB会議システムを導入しました。全員にアカウントを付与し、イヤホンマイクも配りました。
そして制度導入から半年。一番WEB会議を頻繁に使っていたのは、在宅勤務者ではなく、テレワークを一度もしたことのない、経営企画部の課長さんでした。
…なぜでしょう?
答えは、会議室の予約が取れない時、社内の異なるフロアにいる者同士が自席にいながら、PCにイヤホンマイクを挿してWEB会議を使って打ち合わせをするようになっていたからです。
そう、なんと、テレワーカーではなく出社している社員同士が、社内でWEB会議をどんどん活用して、会議室不足問題を解消し、生産性向上を成し遂げていたのです。
まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」的な予想外の効果。
これが、テレワークがオフィスワークの生産性を向上させた典型的な例です。
実は他にもこのような事例はあるのですが、長くなるのでご紹介はまた今度にしましょう。
「テレワークよりオフィスワーク改革」とお考えの皆様。
まずはテレワークを試してみませんか?
必ずオフィスワークにもよい効果が表れますよ!
うりりん
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