「週刊エコノミスト」(毎日新聞社2013/12/3号)の特集は「介護離職」。
前半は個人・後半は企業目線で、介護離職のリスクや介護サービスの現状について詳しく解説されています。
しかし、書かれている企業の対策が、「企業はもっと介護保険のしくみを知るべき」「職場を介護休暇を取得しやすい雰囲気に」「小刻みに休める職場作り」という方向性です。
介護のための退職を防ぐには、「休む」のではなく「働く」対策が必要だと私は考えます。介護を担う社員の中心は40-50代。管理職世代の(突然の)退職や休業は、企業の経営を直撃します。
超高齢社会において、柔軟な働き方(テレワーク)ができる企業に変えるという選択肢が、介護をはじめとするさまざまな問題解決策として、「土俵」に上がってほしいと強く感じました。