田澤由利の徒然テレワーク

「オリンピック」と「テレワーク」

今、この文章を、オリンピックの閉会式をライブで見ながら書いています。

「オリンピック」と「テレワーク」。スポーツと働き方。
まったく関係無さそうですが、今回のオリンピックを見て、私の中でひとつのキーワードでつながりました。

 「チーム」

日本は、個人の持って生まれた体格や運動能力では、欧米やアフリカ勢に
並ぶことができないかもしれません。
でも、日本には「チーム」の力があります。

サッカー女子 卓球女子団体 男子フェンシング団体 競泳男子400mメドレーリレー
バドミントン女子ダブルス 体操男子団体 バレーボール女子 
競泳女子400mメドレーリレー アーチェリー女子団体

ロンドンオリンピックは、日本の「チーム」の力をあらためて実感させてくれました。

「テレワーク」も、普及率だけを見ると欧米のほうが高い数字を出しています。
そして、離れた(テレ)場所で仕事(ワーク)をする「テレワーク」は、多くの人が「ひとり」で仕事をするものだと思っています。

でも、日本の仕事のしかたは「チーム」です。
仲間と一緒に最大限の力を出す「チーム」です。

欧米のほうが普及率が高いからと、日本がそれを真似して「個人主義」
「成果主義」を目指していては、グローバルビジネスの世界では戦えません。

離れていてもチームで仕事ができる「日本」
少子高齢化でも、より多くの人がテレワークでしっかり働ける「日本」
島国だけど、テレワークでグローバルにビジネスができる「日本」

日本の「チーム力」を発揮すれば、「日本型テレワーク」が実現できるはず。

もちろん、「チーム」であればいいのではありません。
ひとりひとりが自らを磨き、個々が最大の力を出しながら、
「チーム」でさらに良い結果を出す。
それが日本の「チーム力」であることを、今回のオリンピックで実感しました。

以下、4年前(北京オリンピックの年)、米国国務省の招聘でアメリカのテレワークを勉強した後に書いた文章です。

日本はテレワーク大国になれる! ― 米国視察で見えた確信と課題

 テレワーク人口比率で先行しているから、という理由で、アメリカのやり方を模倣す
 るだけではだめだ。日本の働き方にあったテレワーク施策を実施すれば、より「安全
 で」「コミュニケーション度の高い」「情報共有が可能な」日本型テレワークを実現
 できる。そうすることで、日本は他国に負けない「テレワーク大国」になることがで
 きるのだ。

4年たっても、私の考えは変わっていません。

リオデジャネイロでオリンピックが開催される2016年、
スポーツはもちろん、テレワークでも、日本の「チーム」の力が
発揮できていることを目指して・・・

1212年8月13日6:30(日本時間)
  ロンドンオリンピックの閉会式を見ながら     田澤由利