田澤由利の徒然テレワーク

【介護】テレワーク社長実践中の井上きよみさんとお会いました!

先週、東京から珍しいお客さんがいらしゃいました。
私がパソコン関連のライターをしていた時代の同業者でもある井上きよみさん。
2つの会社の経営をしつつ、中小企業診断士として、IT経営についての講師などもされています。

私が住む北見市の西に位置する留辺蘂町で開催されるセミナーの講師として来北。このチャンスを逃すまいと、食事をしたり、北見をご案内したりと、一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。

さて、この井上きよみさんを、テレワークブログでご紹介する理由は、他でもありません。井上さんの会社は、東京の新宿にあるのですが、昨年の夏から彼女は実家の岡山(倉敷)に住んで、お母様の介護をしつつ、テレワークで社長をされているのです!

井上きよみさんのブログ
「ママの認知症は天からの贈り物 ~在宅介護と社長業のワークライフバランス~」

昨年、私もアメリカのテレワークを見に出張したときに、自称「テレワーク社長」と言っていましたが、井上さんは期間限定でありません。テレワークでも、社員とのコミュニケーションをどうとっていくか、業務評価をどうするか、など今後についても、熱く語り合ってしまいました。

高齢化社会が進む中、「介護退職」が増えています。井上さんも「私が普通の会社の社員だったら、会社を辞めるしかなかっただろう」とおっしゃていました。
経営者がテレワークのメリットを理解し、経営者はもちろん、社員もちゃんとテレワークできる「会社体質」を作ることが、これからの社会で生き残る方法ではないか、と私も思っています。

井上さんと私の共通点は、女性のパソコンライターだったことだけではありません。実は二人とも「ひとり娘」。私自身、会社のオフィスを、両親が暮らす奈良に置いたのも、親に何かあったら、そばにいつつも、ちゃんと仕事を続けられるように・・・という思いからでした。

会社の危機管理はもちろん大切ですが、働く個人個人の人生も何があるかわかりません。これからどう生きるか、万が一のことがあったらどうするか、テレワークは単なる「働き方」ではなく、「生き方」にも大きく関わるのだと、あらためて実感しました。