田澤由利の徒然テレワーク

【育児】仕事中に、子どもが病気になったら・・・

本日(2009/1/30)の新聞に、東京都板橋区が、「保育園で急に病気になった子どもを、病院から保育園までタクシーで迎えに行き、診察の上、親の迎えまで保育する」という事業を開始するという記事が掲載されていました。

このニュースをテレビでみて、「素晴らしい!」と声を出した私に対し、一緒にみていた、中学生の次女がボソっと呟きました。

「でも、子どもは不安・・・」。

・・・そう、確かにそうですよね。

小さな子どもを持ちながら仕事をするお母さんにとって、職場にかかってくる保育園からの電話は、本当に「怖い」です。
「子どもに何かあったのでは」という心配はもちろん、今作業している仕事が途中のまま、会社を早退しなくてはいけないかもしれないからです。

そんな大変なときに、地域の病院が、安心、安全に子どもを預かってくれるというのは、本当にありがたいサービスです。ただ、これが「大正解」だと思ってはいけない、ということですね。

次の社会を担っていくのは私たちの子どもであり、その子どもたちが親の愛情を感じながら、心健やかに、元気に育っていくことが、一番大切です。

だからといって「親がずっと家にいなくてはいけない」ということでは、ありません。
ただ、病気という特殊な状況下で、子どもが一番そばにいてほしいのは、お母さん(父さん)です。そのときに、「仕事を早退して、子どもを迎えに行く」か「人にお願いしたり、サービスを利用したりして、仕事を続ける」しか選択肢がないのは、つらいところです。

ということで、やっぱり、「テレワーク(在宅勤務)」という選択肢をもっと広げたいです。テレワーク(在宅勤務)が可能なら、子どもを迎えにいき、自宅に戻ってから、会社での仕事の続きができるからです。

次女の指摘に戸惑いつつも、

「お前が小さい頃、お母さんは家で仕事をしていたので、すぐ保育園にお迎えに行ったよ」と、次女に言えた自分が、ちょっとうれしかったです。(今は留守が多いのですが)。