5月28日土曜日、厚生労働省「ひとり親家庭等の在宅就業支援事業」の1つである、奈良県就労困難者在宅就業支援事業の第一期受講生の訓練修了式が開催されました。
当事業の統括責任者である私、田澤由利ももちろん、出席させていただきました。
第一期生は、9月から基礎訓練をスタートし、12月からの応用訓練を経て、この5月で訓練が終了となります。(一部管理訓練に進む方がいます)
訓練修了式は、エルトピア(奈良県労働会館) で開催。最初に、奈良県産業・雇用振興部雇用労政課の水谷課長補佐からお話をいただきました。奈良県における最初の修了生に、暖かく、力強いお言葉をいただきました。
今後の就業と貸与機器についての説明の後、株式会社エフスタイルの山岸様から、東京からライブ配信で「在宅で仕事をしていくということ」というご講演をいただきました。講演後には受講生からの質問に、丁寧にお答えいただきました。
休憩の後、田澤由利から、おひとりおひとりに「修了証書」を手渡しさせていただきました。そしてマイクをもって、感想とあいさつをしていただきました。「短かった」「長かった」「何度やめようと思ったことか」「もっと学びたかった」いろいろな、そして、心のこもったお話でした。涙がでてしまう人もいました。私も
スタッフも、ただただ感動・・・。本当に貴重な時間でした。
第一期は、30名の受講生で開始しましたが、本日修了証書を手にして、訓練を終える受講生は17名でした。13名は、「就職」「発病」「入院」、「学習についていけない」等の理由で、残念ながら途中でリタイアされています。それだけ、大変な訓練でした。でも、この9カ月間、がんばってきた方々は、これを乗り越えたことで、今後自信をもって、仕事に向き合えると思います。
とはいえ、訓練が終わったからといって、この事業が終わるわけではありません。
身につけた技術をさらに深め、さらに広げ、在宅型テレワーカーとして仕事をしていけるよう、
彼ら、彼女らたちと一緒に、我々もがんばっていきたいと思います。
最後に、託児室で待っていた子どもたちが、ホワイトボードに書いてくれた「お母さんへのメッセージ」です。「お母さんが家で仕事をする」というのは、子どもたちにとっても、大変なことです。
それを乗り越え、お母さんを応援してくれた、子どもたちにも、感謝、ですね。
第一期生のみなさん、本当に本当に、お疲れ様でした!
そして、これからは、「仕事」で、引き続き、よろしくお願いいたします。
田澤由利