ひとり親家庭等の在宅就業支援事業, 国・自治体のテレワーク

【奈良】ひとり親家庭等の在宅就業支援事業、受講生アンケートの結果を公開

奈良県がひとり親および障がい者を対象に実施している「奈良県就労困難者在宅就業支援事業」において、受講生アンケートの結果が公開されました。本アンケートでは、1カ月が経過した研修について、満足度や受講者(ひとり親・障害者)の研修前の就業状況等について聞いています。

奈良県就労困難者在宅就業支援事業受講生を対象としたアンケート結果

レポートはこちら (PDF形式 401KB)です。
「奈良県在宅就業支援事業受講生を対象としたアンケート 結果」(2010.10.15)

以下、まとめの抜粋です。
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■クラスルーム制のeラーニングにより、意欲的に研修に取り組む参加者が多い
アンケートによると、研修の内容について約90%の方が「満足」「やや満足」と評価しています。今回、複数人で学習を行う「eクラスルーム制」という仕組みを導入しています。eクラスルームでの「トレーナーからの励ましや」「仲間同士の交流」などが研修の励みになっているようです。

■研修参加前の就業状況は、「ひとり親」「障害者」ともに非常に厳しい
研修参加前の6か月以内に働いていた参加者は全体の7割で、そのうち正社員として雇用されている人は2割と僅か。 ほかはパートアルバイトなどの臨時雇用です。特に「ひとり親」では仕事を掛け持ちした割合が半数近くとなっており、収入確保のために厳しい状況に置かれていることがうかがえます。

■研修でのスキル習得、研修修了後の就業への期待度が高い
研修修了時には「在宅ワーカーとして自立できる専門技術を身につけたい」と考えている参加者が半数以上を占めています。研修修了後の就業については、「ひとり親」は外勤+在宅ワークの掛け持ち、「障害者」は在宅ワーク専業志向が強いという結果がでました。「ひとり親」は求める収入希望額も高く、そのために長時間労働やダブルワークを志向する傾向が強いようです。
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研修生の皆さんは目的意識をもって、今回の研修に真剣に取り組んで下さっているようです。