うりりん, テレワークコンサルタント日記

学校行事と働くママ|テレワークコンサルタントのブログ

こんにちは、テレワークマネジメントのコンサルタント うりりんです。

前回、子育て支援は就学前だけでは足りないのでは?というお話を書かせていただきました。うりりんの場合は、在宅勤務という柔軟な働き方で、子供が小学校入学後も、様々な面でかなり恩恵を受けました。そのいくつかの例をここからご紹介します。

一つ目は、小:学校とのかかわりの持ち方です。

うりりん家の2人の娘がお世話になった地元の公立小学校は、「地域に開かれた学校のあり方」を目標に掲げており、学校と保護者との連携に熱心な雰囲気でした。たとえば、学校公開の日は月に4回以上ありましたし、授業の参観も自由にできました。もちろんさまざまな行事は、保護者の鑑賞が可能でした。保護者の中には、対外試合や大会参加、合宿を伴うような課外クラブで、コーチや顧問の先生のアシスタントとして活躍している方もいらっしゃいました。

また、もっと気楽に学校の活動に参加できる場として、学芸会の小道具づくりやマラソン大会の伴走といった行事の裏方役になることも可能でした。
さらにはPTA主催の夏のお楽しみ会(全校生徒対象で行うお祭りイベント)の模擬店、餅つき大会の運営のボランティアという機会もあり、様々な機会で、自分の子供がどんな風に学校で過ごしているかを間近で見る機会がありました。

そんなさまざまな機会を利用して、積極的に学校に足を運ぶか、あるいはまったく学校に現れないか、保護者のタイプは、ずいぶんはっきりわかれていたように思います。つまり、どこの行事、会合でも見かけるのはほぼ同じママの顔ぶれでした。(笑)

考えてみれば、もし自分に子供がいなければ地域の学校やそこに通うお子さんの保護者の方とも知り合う機会がなかったわけで、「お楽しみ会」でスーパーボール掬いの模擬店の運営をする、なんていう機会も一生なかったことでしょう。そうしたら、ポイと呼ばれる掬い枠に使い捨てタイプとスペア紙を取り替えることができる再利用タイプがあることも一生知らなかったに違いありません!(笑)

私は「せっかくなら、こんな機会を積極的に使って私も楽しんじゃおう!」と考えるタイプでしたから、在宅勤務の合間を縫って、結構学校に行っていました。

一方で、前述の「学校に現れない母たち」がみな「学校の活動に無関心」かというとそうでもありません。「参加したいけど無理」というママが多いのです。

理由は「だってそんなに仕事を毎回休めない」から。

今月は保護者会とPTAの会合と夏の行事の打ち合わせがそれぞれ1時間ずつある。それに参加するためには3日間会社を休まないといけない。そこで
「どうせ一日休まないといけないのだから、保護者会の前にPTAの会合と行事準備の打ち合わせをして、一気に済ませましょう」
という風に、「学校に行く日は朝から夕方までがっつり」来ている方もずいぶん見かけました。

確かに、たった1時間の学校訪問でも都心の会社を行ったり来たりすると半日仕事。半日だけは休みづらい(あるいは半日単位では年休がとれない)から全休で、というのが働くママたちの苦しい現実でした。

ところがうりりんは在宅勤務。家と学校は徒歩10分程度です。
13:00-14:00のPTA会合に出るには、12:45-14:15の「中抜け」をするだけ。サイボウズの予定表にあらかじめ不在の時間帯と理由の記入をし、F-chairというタイムカードを、この間「離席」にするだけです。
この抜けた1時間半を「昼休み1時間+17:30-18:00の30分勤務」で埋め合わせるか、または昼休みは別途取り、「17:30-19:;00」に1時間半勤務すれば、年休も必要なく、所定労働時間もしっかり確保できます。

移動時間が少ない在宅勤務のおかげで、仕事に対しての影響は最小限に抑えつつ、保護者としての務めを果たし、子供たちを笑顔にするために役に立つことができたのです。

ママ友からは「こんなに何回も学校に来て、仕事大丈夫?」とよく心配をされましたが、私は幸運にもほとんど仕事にしわ寄せのない状態で、「子育てに贅沢に関われる楽しみ」を味わうことができていたのです。

これも「在宅勤務だからできた」子育てにまつわる貴重な体験でした。

そしてさらに、子供たちの放課後問題でも、在宅勤務ならではのメリットがありました。
長くなりますので、この話は次回にしますね。