企業のテレワーク

【三井物産】クラウド活用し在宅で入力業務。3年後には1千人

本日(2010.8.31)の日本経済新聞に、以下の記事が掲載されています。

三井物産、クラウドで在宅入力業務 損保など企業向け
コスト半減、安全対策も向上

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三井物産が、在宅人材を活用した企業向けのデータ入力業務を始める。クラウド型のシステムを開発し、主婦などが自宅で手軽に作業でき、入力コストも従来に比べほぼ半減できるそうです。三井物産の子会社「ジェイエスキューブ」が手がけます。
菓子メーカーや教材会社などが新サービスの採用を決め、11月をめどに大手損保会社が採用することも内定。3年後には1千人の在宅勤務者との契約を目指すそうです。

記事によると、ポイントは以下です。
・自宅にある一般のパソコンで簡単に作業が可能
・入力データを小分けにして各地の在宅勤務者に配信
・勤務者の労働状況や熟練度を遠隔で管理
・作業が納期に間に合うよう自動で業務を振り分け
・自宅のパソコンに情報を取り込めない

(一連のサービスをビジネス特許として申請済み)

記事によると、2009年に660億円だったデータ入力サービスの国内市場は、2012年に25%増の830億円に増える見通し。中国等、アウトソーシングする動きも広がったが、納期や品質に課題があり、人件費の上昇も相まって、国内競争力が高まるとみているそうです。

長年、「安かろう、悪かろう」と言われていた、国内のデータ入力市場が大きく変わることに期待したいです。