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【徒然】ひとり親在宅就業支援事業への思い(1)

田澤由利の徒然テレワーク

以前ご紹介したように、北海道の「IT活用等による在宅就業支援事業委託業務」において、私が経営する株式会社ワイズスタッフと株式会社テレワークマネジメントが事業の実施に参加しています。
また、6月には、奈良県の「就労困難者在宅就業支援事業」の委託をいただき、現在鋭意取り組んでいます。

いずれの事業も、厚生労働省の「こども安心基金」を財源とし、全国で実施される事業のひとつです。北海道や奈良県だけでなく、その地の自治体でも、それぞれの地域の特性やひとり親の状況を組み入れ、名称や内容を変えて実施されます。

少し長くなりますが、この事業のご紹介と、私の思いを述べさせていただきます。
 #以下の内容・図表等は、私の理解から作成しておりますので、厚生労働省および北海道からの公式資料ではありません

この事業は、「能力開発」「業務開拓」「業務処理」という三つの柱となる業務を一体的に委託することに大きな特徴があります。

「能力開発」ひとり親が在宅で就業できるよう教育を実施する
「業務開拓」教育されたひとり親が就業できる業務を開拓する
「業務処理」ひとり親が在宅就業を継続できる業務処理のしくみを作る

「ひとり親への能力開発」と聞いて、従来からある「パソコンの技術訓練を実施し、受講した人に手当金を支払う」という支援事業を想像された方がいらっしゃるかもしれません。確かに、ひとり親に限らず、障がい者、失業者の方に、そのような支援は各地で実施されてきました。しかし、「パソコンの技術訓練をしてもなかなか就業に結びつかない」という現実があったことは否定できません。特に、在宅での就業は、一般の人たちでも困難な状況の中、いわんや…というのが実情です。

しかし、現実問題として、ひとり親の方々は、非常に厳しい状況にあります。小さな子どもを抱えていること、就業経験が少ないことから、正社員として働ける人は多くありません。時間や収入が限られたパート等で働くケースが多いのですが、その収入だけで、子どもを育てていくのは大変です。結果、昼間パートで働いた上に、夜、子どもを家に置いて再度仕事に出るひとり親が少なくないのです。これを「ダブルワーク」といいます。「ダブルワーク」は、ひとり親の健康上の問題はもちろん、親がそばにいる時間が少ないことで、子どもの心に与える影響も無視できない状況です。

では、ひとり親家庭のダブルワークをどう解消するには、どうすればいいのか。

そのひとつの答えが、今回の事業なのです。家に居ながら(つまり子どものそばに居ながら)、IT技術を身につけることができれば…、そして、その技術を使って在宅で働き、収入を得ることができれば…。さらに将来は、その技術と経験で正社員への道が開けたら…。

このような考えに基づいているため、この事業における「在宅就業」は、それだけで食べていけるほどの収入を目指すというものではありません。

(1)外に出る「ダブルワーク」をしなくていいように、
  訓練期間中は手当金を支給する

(2)子どものそばに居ながら、IT技術を身につけてもらう

(3)身につけたIT技術で、「ダブルワーク」時相当の収入(月3-5万円)を
継続的に得ることができる仕事を創出する

厚生労働省の事業で、「業務開拓」が委託の対象になるということに驚いた人もいらっしゃると思いますが、これでわかっていただけると思います。
単に教育をするだけでなく、ひとり親と、その子どもたちの未来のために、業務を開拓し、それを継続していくことができるしくみ作りが、この事業に課せられた使命なのです。

正直、非常に厳しい課題のある事業です。実際に、「こんな難しい事業は、できない」と、実施を見送る自治体や、応募をためらう企業も多いと聞きます。しかし、このひとり親の実情を考えると、「知恵を絞り、工夫し、努力し、何としてでもやる」べきだと私は考えています。

私は、自分自身の経験から、「場所や時間にしばられない、ネットを使って、ちゃんと仕事ができる環境を作りたい」という思いで、12年前に株式会社ワイズスタッフを立ち上げました。試行錯誤と資金繰り(笑)の繰り返しで、決して楽な12年間ではありまりせんでした。でも、多くの人に支えられ、いい仲間と出会い、ようやく「ネットで働くためには、こうすべき」というものが明確になってきました。でも、すべての人が、この長い道のりを歩いていては、「テレワーク」という新しい働き方は、広がりません。そこで、ワイズスタッフが蓄積してきたノウハウやツールを広めるために、株式会社テレワークマネジメントを作りました。

そんなとき、この事業と出会いました。

私にこの事業に取り組むよう、神様が導いてくれたのだと思いました。
今、北海道で、この事業に取組むことができることになり、本当にうれしく思っています。そして、北海道での事業を成功させることはもちろん、より多くの地域でこの事業に取り組んでいただき、より良い成果をあげていただけるよう、全力でがんばりたいと思っています。

この事業に関して、まだまだたくさんお伝えしたいことがあります。このテレワークブログを通じて、引き続き情報発信をしていきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


                          株式会社 ワイズスタッフ
                          株式会社 テレワークマネジメント
                                代表取締役 田澤由利

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