テレワーク記事・ニュース

【日経】育児短時間勤務 企業に義務化 総合・営業職使いやすく

おひなまつりの今日(2010.3.3)、日経新聞の生活面に、以下のような記事が掲載されました。

日経新聞
育児短時間勤務 企業に義務化 総合・営業職使いやすく
 ~運用は柔軟 成果問う

2010年6月30日に施行される改正育児・介護休業法で、3才未満の子を持つ従業員向けの短時間勤務導入が企業の義務になります。短時間勤務者の利用者が増えて行くことが予想されます。

記事では、法改正の意義を述べつつ、キャリア形成にも配慮が必要であること、同僚の不公平感にも触れ、会社全体の長時間労働是正が重要であるとしています。

厚生労働省「子育て期の男女への仕事と子育ての両立に関するアンケート調査」(2009年2月調べ)において、短時間勤務を望む子育て中の女性社員が多いことにも触れています。事実、子育て中の女性の23.8%が短時間勤務を希望し、実際の利用者10.7%を上回っています。

 #個人的には、上記のアンケートの選択肢が「フレックスタイム制度」「裁量労働」「短時間勤務・短日勤務」「交代勤務・変則勤務」「その他」となっていて、「テレワーク(在宅勤務)」が無いのが残念。

テレワーク(在宅勤務)については、短時間勤務と組み合わせている、日本IBMの事例を紹介しています。ある社員は、週2回の在宅勤務と週1回は午後3時退社というスタイルで働いているそうです。

また後半、米シカゴ大学の山口一男教授の「一日あたりの生産性から時間あたりの生産性へ。長時間労働への対価から、個人の生む付加価値への対価としての賃金に。日本企業の雇用慣行が変わる契機になる」との言葉は、素晴らしいと思いました。

 #いい記事だなぁ、と最後まで読み進めたら、野村浩子さんの記名記事でした。日経ウーマン編集長時代に、大変お世話になりました。働く女性を長年見てこられただけあります。さすがです。