障がい者のテレワーク

【書籍】日本でいちばん働きやすい会社~OKIネットワーカーズ物語~

『障害者が思いっきり仕事できる 日本でいちばん働きやすい会社 ~OKIネットワーカーズ物語~』という本が、1月29日に中経出版より出版されました。

全身の筋肉が徐々に萎縮していく難病に冒され、車イスと人工呼吸器を使用、小指しか動かない、声が出せない著者が、テレワーク(在宅勤務)という形で仕事を得、仲間と一緒に働き、そして会社が成長していく様子がつづられています。

OKIワークウェル
障害者が思いっきり仕事できる 日本でいちばん働きやすい会社 ~OKIネットワーカーズ物語~出版のお知らせ

さっそく、読んでみました。以下、私の感想です。
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障がいのある方やその家族、そしてテレワークに関わっている人にとって、勇気づけられ、納得できる、とても興味深い内容です。

個人的には、冒頭の、株式会社OKIワークウェル取締役社長・木村良二氏の「刊行にあたって」が、ぐぐっときました。同じ立場、同じ思いだからでしょうか。

リーダーの信念、ワーカーの働きたいという思い、家族の理解、チーム体制、会社設立、コミュニケーションツールの開発・・・と、その試行錯誤の経緯は、ワイズスタッフの10年と重なる部分が多く、読み入ってしまいました。

「障がい者のテレワーク」は、社会的に本当に意義のあるものです。私自身、何年も前から取り組みたいと思いつつ、道半ばの状態です。

■日経ネット ネット時評コラムより (2003/3/14)
 「ITは障がい者の就労機会を創り出せるのか?」 田澤由利
 
でも、私もあきらめていません。これからも、IT業界の『アンデルセンのパン生地』(上記のコラム参照)を探し続けたいと思います。

そして、自分の会社を「日本でいちばん働きやすい会社」と、ワーカーに言ってもらえるように、これからも努力します。

最後に、重度の障がいがありながら、この本を書きあげた著者の土屋竜一氏の熱意と努力に心から敬意を表します。